底辺人間シミズの毎日

28歳高卒でフリーターの終わってるクソ人生を淡々と綴るブログ

東京ラブストーリーを観て

 

※ネタバレあり 

 

放送は1991年。
俺が1歳のときに放送されたドラマ。
芸人の山本高広のモノマネによってタイトルだけは知っていたが内容は一切知らなかった。で、観終わって・・・
なんだか後味の悪い結末にモヤモヤした・・・というのが率直な感想。

ざっくりとあらすじを。
愛媛から東京のハートスポーツという会社(スポーツ用品のメーカー)に中途入社をした完治は、同じ会社で働くリカという天真爛漫な女性に好意を寄せられる。(リカ役の鈴木保奈美、ほんっとに可愛い!!!)
一方の完治は先に東京に来ていた幼馴染の三上(医学生の男)と関口(保育園に勤める女)と出会う。
完治は昔から関口のことが好きだった。
しかし三上と関口が付き合うようになり、完治もリカと付き合う。
三上は女たらしで関口を泣かせ、そんな関口に今でも行為を寄せる完治はリカに真っすぐな愛を注げない。そしてリカはそれを知りつつも、完治に全身全霊で愛をぶつけていく。

リカは完治をこんなにも愛しているのにも関わらず、完治はいつもスカしたような素振りでいる。
リカとの約束も関口と会いに行ってすっぽかしたり、三上がなぜか完治に電話してきて「関口を抱いたよ」とベッドの上から報告すると落ち込みまくってリカを雑に扱ったり、、、
好きだった人と親友が付き合ってて、だけどその親友が好きだった女を泣かせている。
確かにそれは完治にとって辛いのかもしれないが、今お前が向き合うべき相手はリカだろ!リカはお前だけを見ててくれているんだぞ!

関口は関口で清純な女を気取りながら、やっていることは小汚い。
完治に彼女がいると知っていながら完治に電話を掛けてきたりやたら干渉してくる。お前のその行動が間接的にリカを傷つけているんだぞ!
すっっっっっこんでろい!!!

毎週毎週、リカは切ない表情を見せる。
普段は努めて明るく振る舞っているだけに、見ていて余計に悲しくなる。
リカばっかりが損な役割じゃないか。
スト2話前からは更に完治への憎しみが加速していく。

三上と関口は別れており、関口は完全に完治に思いを寄せていた。
そして完治とリカも別れてはいないものの、関係は破綻していた。
その理由も酷いものでリカに言わずに二人きりで関口と会っていたのがリカにバレたからだった。
そんな折、リカにロス転勤の話が舞い込む。
リカは過去に(明言はされていないが完治と出会う前)海外への異動希望を出していた。
しかしリカは完治と離れたくない。完治に「行くな」と言ってほしい。
そう内心で願いながら完治に転勤話を報告すると完治は「行きたければ行けば」と曖昧な返事。
リカは完全に失望してしまう。
すれ違いが数日続いた後のある晩、完治はリカに電話を掛ける。
「話がしたいから会わないか」
リカは「1秒でも遅れたら遅刻だからね」と強がる。
2人は9時に待ち合わせをする。
リカは家を出るときに完治に会える嬉しさからかスキップをするが、ふと我に返り、気持ちと笑顔を押し殺して待ち合わせ場所まで行く。
時間より早く着いたリカはひとり待ち続ける。場面は変わって完治。
家を出ようとした矢先にインターホンが鳴り、関口が現れた。
何故か完治は一旦、関口を家に入れる。
(んなにしてんのバカかよ、早く行けよ!時間ねぇだろ!!)
完治は関口に「行かなくちゃ」と言って家をでようとしたところ関口が「行かないで」とまさかの公然略奪宣言。戸惑う完治。
(いやおい!ウソだろ!)
そしてリカのシーンになり、時計の秒針が9時を越えたとき・・・・
完治は来なかった。

俺はこの瞬間、完治に対して抱いていた僅かな同情すらも木っ端みじんに散って、最低最悪なクズ野郎としか見れなくなった。
自分からこぎ着けた約束をテメーの都合でぶっちぎって、他の女を選ぶ。
散々、三上に悪態をついていたが、お前は三上以下の糞野郎だよ。

リカは尚も待ち続ける。公衆電話を見つめるが、電話は掛けず、ただただ待つ。
時計は23時半。リカは諦めてトボトボと家に帰る。

その後、リカはロス転勤を決めるも、直前になって失踪。
完治はリカを探しに行く。
しかし思い出の公園にも歩道橋にもリカの姿は見当たらない。
ふと、リカが前に愛媛に行きたがっていたことを思い出し、完治は愛媛に行く。
完治は愛媛に行く直前、わざわざ関口の家に行きそのことを報告する。
「関口には言わなきゃと思って」

はあああああああああああ!?
リカには何も言わないくせに関口には言うのかよ!

愛媛でもやはりリカは見当たらず、最後に行きついたのは学校のグラウンド。
完治はサッカーのゴールに向かってボールを蹴ると、もう一つボールが飛んできた。
リカだった。

どうやらリカはロスに行く前に大好きな完治の生まれ故郷を見たかったらしい。完治は戸惑いながらもリカと生まれ故郷を歩く。
海岸沿いのシーン。リカは完治に言う。
「駅で待ってる。さっき時刻表みたら4:48の電車があったからさ、あと1時間。それまでに気が変わったら来て」
そういってリカは去り、完治は悩む。悩んだ果てに完治は走る。
なんとか電車に間に合いリカを探すも、見当たらない。
駅員に聞くとひとつ前の電車に乗ったとのこと。
駅のガードレールにリカのハンカチが結ばれており、そこには〈バイバイ、カンチ〉と書かれていた。
そしてリカはロスに旅立った。

電車の中、リカが泣いていた。
もう嫌だ、これ以上リカの泣くところを見たくない。
切なすぎるよ・・・

時は流れ3年後、完治はバリバリ働いていた。
その姿は以前よりも大人びていた。
上司から聞かされた話によるとリカはロス支社を半年で辞めてしまい、その後行方が分からないらしい。
完治は関口と三上の結婚式へ行ったその帰り道、偶然リカと出会う。
リカが二人の薬指の指輪に気づくと、完治は「俺達、結婚したんだ」と言う。
完治とリカが2人になり、完治はリカの近況を聞くも「教えなーい」とリカは言う。
リカは完治を名字の「長尾君」と呼ぶ。
電話番号も食事の誘いも、リカは全て拒否する。

最後、2人お別れのシーン。
リカの「せーので後ろ向こっ」の言葉通り2人は合図と共に後ろに歩き出す。
少し歩いて完治は振り返る。しかしリカは背を向けて歩いている。
それを見て完治が再び歩き出すと今度はリカが足を止め振り返る。
「カーンチ!」
振り返った完治に笑顔で手を振る。
完治は複雑な表情で手を振る。
そしてリカがビルの屋上から東京を見下ろすシーンでドラマは終わる。

当時の人はこれを観てどう思ったんだろう。
多分俺だけじゃなく多くの人がスッキリしない結末だろう。
だってあまりにもリカが可哀想すぎる。
人を一途に愛しても報われない、そんな悲しい話があるかよ。
フィクションと分かっていながらも、完治と関口には心の底から腹が立つし、やるせなくなる。でもだからこそ、心にわだかまりが残る作品だからこそ名作なのかもしれない。
もう25年前の作品で今とは時代が明かに違う。
だけど物語は全然、色褪せていない。

「楽しいことあったの?キーボード打つ手がサンバのリズムになってる」
「ノックしたけど完治、返事がないの。それでもまだ頑張らなきゃダメかな?」
「誰もいないから寂しいんじゃない、誰かがいないから寂しいんだよ」
挙げたらキリがないほどの名言の数々も聞いていて楽しい。

今だからこそ観るべき傑作。
俺もスマホの無い時代に生きて恋をしたかった。

 

笑いのカイブツ(作:ツチヤタカユキ)を読んで

 ※ネタバレあります

 

筆者は高校一年生のとき、テレビの大喜利番組に投稿を始める。
それは、選ばれば審査員から面白さに応じた評価が貰え、最高評価を取り続けることによりレジェンドという最高位の称号が与えられる。
俺も当時、この番組は観ており、投稿もしていたが一切読まれることはなかった。

筆者は憑りつかれたようにのめりこみようやく21歳でレジェンドの称号を手にする。
その後、筆者は吉本興業の劇場作家になるのだが、いきなり劇場に押し掛けたというのだから大胆な行動力だ。
(恐らく本来は作家養成コースに通うなどするのだろう)
支配人に認められて晴れて作家になるのだが、そこでイジメにあってしまう。
結局、辞めてしまうのだが、事情を知らない支配人に理由を聞かれても、すみませんとしか言えない程、他人と普通に喋れなくなってしまっていた。
”人間関係不得意”と本のカバーに書かれており、作中は死(自殺願望)と隣合わせになるほどドス黒い筆者の劣等感が溢れている。

作家を辞めた後、ラジオのハガキ職人としてネタの創作に没頭する。
並行してアルバイトをするも、例の人間関係不得意によりことごとくクビになる描写がある。
肉体労働・ホストクラブ・TSUTAYA松屋・バー・コンビニ・居酒屋・焼肉屋・フランス料理屋・etc・・
日陰側の人間が避けそうな仕事も含まれており、ジャンルを問わず色々経験しているのが面白い。
クビになっても直ぐに新しいバイトを探すバイタリティは心から尊敬する。
俺なら、これだけ人格否定をされたら立ち直れない。
筆者は自分のお笑いに対する情熱だけにはプライドを持っている。
笑い以外は捨てても構わない覚悟でいる。

その後、24歳で上京してある芸人の作家になる。
単独ライブの作家をやってほしいと言われたのがきっかけとのことだが、その辺の細かい描写は無く、最後までその芸人を特定できる情報は一切でてこない。
まぁ分かる人には分かるだろうけど・・・
単独ライブの作家以外に仕事は一切なく、アルバイト生活を余儀なくされて、年下に怒られながら働いているのが自分と重なり辛かった。
東京でも頻繁にバイトをクビになったり、何度も大阪に帰ったり、腸が裂傷したり、やはり苦しい現状は変らないようだった。
社会不適合者の筆者にとってはお笑いだけが存在理由。
なのにお笑いの仕事は全くない。
絶望の描写がひたすら続く。

お笑いを辞めることを決心して”あの人”と記されている、ある芸人にラインを送る。
すると、メッセージが返ってきて、そこには筆者が生まれて初めて自分を誇らしく思えるような言葉が書かれていた。
この絶望の淵にいる青年を救った言葉とはどんなものなのだろう?
具体的な内容は一切書かれていない。

大阪に帰り、27歳。つまり今の俺と同じ年齢。
バイトをしながら、最後の希望と見定めて応募した落語の台本コンテストに落選してしまう。

本書に何度も登場する”カイブツ”。
それは、お笑いだけに生きてきた筆者の魂。
お笑いを辞めたのにも関わらずカイブツは筆者の目の前に居続けた。
筆者は最後にそのカイブツを遺書として書くことを決めて、そうして出来たものがこの本であった。

圧倒的な負の力。圧倒的な絶望のエネルギー。

底辺で生きる痛々しい表現が身に染みる。

これは分かる人にしか分からないだろう。

一字一句を全て嚙み締めた。

自分と同じ絶望を抱えた人間がこの世界にいる。
俺は読みながら安堵感と情けない気持ちが入り交じった感情が込み上げてきた。
同じ日陰の人間がいて安心する一方で俺はこの人の100分の1も頑張っていない。
この人のように確たる芯を持って生きられていない。
同じ年齢でも、人生の質は確実に劣っている。

この本は、恵まれた環境に生まれた人、日頃幸せを感じながら生きている人、神様に与えられた才能を持っている人、挫折を知らない人、落ち込んだ時に「頑張れ」の励ましで立ち直れるような人には理解し難いと思う。
逆に言うと、いま孤独を感じている人は救われるのではないだろうか。

 

2017 11/13-

///11/13月曜日////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

無職のまま4週間目に突入してしまった。
某家電量販店からの電話を待ったが来なかった。
面接の際に恐らく採用と言われたが、果たして明日連絡が来るだろうか。
これが駄目だったら本当にもう終わりだ。

今日も家にいた。
YOU TUBEでコンマ二センチ竹永の動画を観ていたがコイツはダメだ。本当に才能がないんだと思う。

ふと高円寺に行きたくなった。離れてからより、あの街が好きになった。
いつか今住んでいる浦安を離れたとして、また訪れたいと思うだろうか。
いや、きっと思わないな。西エリアに引っ越ししたいな。

外を散歩したら、台湾人に道を聞かれた。悔しいけどうまく英語で説明できなかったので一緒に歩いて案内した。英語、うまくなりたいな。
体重は73キロ、全然落ちない。

取り敢えず早く、仕事を見つけて生活を立て直さなければだめだ。


ここしばらくナンパできていない。こう間が空くと復帰したときに地蔵するだろう。
早く仕事を探して再開させなければ。

一応、中国人のメンヘラっぽい女からは不定期にラインが来る。
声掛けて放流した後、一度も会っていないのに・・・
飲みの誘いもしてくれてありがたいけど、奢られるの前提の感じなんだよな。

 

連日バイトを探しているが、自分自身の優柔不断さが災いして中々決まらずにいる。
適当に応募しては面接に行ったり落とされたり、辞退したり。そしてまた求人サイトを眺める。

飲食は忙しそうだしな・・・
接客は嫌いだしな・・・
かといって力仕事もな・・・
こんなん言ってる場合じゃないのに。

①焼肉屋
これじゃイカンと思って、チェーンの焼肉屋に面接に行くことになった。
当日、自分で応募したくせに気が乗らない。
時間になり嫌々家を出たものの足取りが重い。

焼肉屋は思っていたよりずっと駅から遠く20分弱程歩いた先に看板が見えた。
面接予定時間まではまだ時間があったので、公園のベンチに座って待つ。
ああ、行きたくねぇ・・・
バックレちまおうかなんてイケナイ考えが頭を過ってしまう。
なんとなくスマホで焼肉屋のバイトについて調べてみる。
こういうとき、自分を納得させるようなネガティブ内容を探している。
そうこうしてる間に刻一刻と時間は進み、遂に俺はバックレた。
スマホの電源を落とし、駅まで歩く。ごめんなさい、店長。
俺はここまで落ちてしまったか。
途中、古本屋で東京ロンダリングという小説を買った。クズだな、俺・・・

 

②ラブホテル
ラブホの上野さんというドラマに触発されてラブホテルの求人を探してみた。
やはり数は少ないが、それでも募集はされている。
ネタになりそうだし、やってみたい。
湯島にあるラブホテルに電話を掛けて、3日後に面接をすることになった。
当日までが待ち遠しかった。早く面接がしたい、早く面接がしたい。
ラブホで働きたくて仕方なかった。当日、約束の時間に向かう。
中に入りフロントのおばさんに伝えると階下の休憩室まで案内された。
小さな机と椅子が二つあり、片方に太ったおじさんが座っていた。
威圧感が有り、ロイドメガネの奥の目は修羅場を潜っていそうなくらい鋭い。
履歴書を見るや否や、「なんで若いのにラブホテルなんかを選んだの~。資格もいっぱい持ってるみたいだしウチなんかに来ない方がいいよ~」と言われた。
それからというもの、こちらが何を言っても「資格に関連した仕事をした方がいい」とか「こんな仕事やっても何も身につかない」と説教されるばかり。
正味15分程で面接は切り上げられた。
月曜日に連絡するとのことだったが、この時点で不採用は分かりきっていた。ラブホテルの中でおじさんに説教されたのが情けなくて悔しくて帰り道に涙してしまった。
だけど、俺の中に宿ったラブホテルへの熱はこんなことくらいでは消えなかった。
ラブホテルに憑りつかれた俺は家に帰り早速、次のラブホテルを探す。
そしてなんとかもう一件の面接をすることになった。

場所は浅草。
情熱が空回りしてしまい大分早い時間に着いてしまったが、もしかしたら面接してもらえるかもしれないと思い中に入ると、担当者がまだきていないとのことで、一旦店を出た。恥ずかしい。
時間になり再度、お店に入り面接開始。
思いすぎかもしれないが、こちらの担当者も風格がある。身を引き締めて臨む。
意外にも反応が良く、やる気があるなら是非きてもらいたいというスタンスだった。
よし、イケる。膝の上に置いたこぶしを握った。
「なにか質問はある?」
「週に4日程度入りたいんですけど、どれくらい入れますか?」
「実はね、、、先に面接した人に決めちゃって、あと足りないのが水曜日と日曜日だけなんだよね。」
週2日・・・さすがにそれじゃ生活ができない。
結局、折り合わなく、その場で辞退という形になった。
担当者はとても良い人で、知り合いのラブホテルオーナーに今募集はしていないか電話して聞いてくれたが生憎願いは叶わなかった。
働けこそしなかったが、親身になってくれた担当者に敬意を表し深く頭を下げ店を出た。
ここもダメか・・・
他の求人を探してみてもあるにはあるが総じて時給が低い。
それ一本では生活ができないだろう。


秋葉原の怪しい会社
求人にはデータ入力と掲載されており、楽そうなので応募して面接にいった。
当日、会社(ビルの4階)に行くと看板がなくポストに名前も記載されていなかった。
担当者に電話して上まで上がり、パーテーションで区切られたオフィスの一画で面接開始。
担当者はTシャツの上からジャケットを羽織っており若く見えた。面接開始早々に担当者の電話が鳴り、このあと予定していた面談者が早く着いてしまったので一緒に話を聞くことになった。
やってきたのはメンヘラっぽい女で、担当者が受け取った履歴書を隅に置いていたのを盗み見すると、23歳でメイド喫茶の店員を転々としているという変わった経歴の持ち主だった。
面接再開をして話を聞くと、なにやら怪しい雲行きになってきた。

・遅刻‐早退‐欠勤は全て罰金の対象になる
・データー入力と記載したが実際はアフィリエイトをやる
・時給が求人に記載したものより低い(虚実の内容)
・休憩時間が8時間毎に30分の付与

 俺だってバカじゃない。法的に完全にアウトだろ。
採用なら電話をくれることになっており、後日着信があったが無視した。

 
④家電のネットショップ事務
蔵前に位置しておりドアからドアまで1時間弱だった。
会社のオフィスに入るときれいな女の人が出迎えてくれた。
デスクが横並びに配置されており皆が静かに仕事をしていた。
正直、苦手な雰囲気だ。
面接の担当者は履歴書を受け取るとコピーをして、「採用が決まったら再度お持ちくださいと」原本を返してくれた。
なるほど、これはいいな。不採用でも写真が無駄にならない。
どこもこうしてくれればいいのに。
担当者はとても良い人で和やかな雰囲気で面接ができた。
会社の仕事内容や待遇面も良い感じだった。

面接後に[追加の質問]というタイトルのメールが来た。
きっと前向きに採用を考えてくれているからこそだと思う。
どうしてだろう、なぜか気が乗らない。
何が引っかかるのか明確な答えは出ない。
本当に申し訳ないが、結局辞退してしまった。
「弊社に相応しい人材でしたので残念です」と返事をくれた。ごめんなさい。


ニッポンレンタカー
店舗回送の仕事。
汚いバックヤードに案内されるともう一人面接希望者の中年男が座っていた。
真面目そうな外見なのに大きいピアスの穴が空いており怖かった。
バイトの仕事内容を聞くと事故が起こったら罰金2万円取られるとのことで、辞退することにした。


⑥イオン
スーパー最大手ということもあり、面接ではテストが実施されるなど審査があった。
後日、畜産部門の採用を頂いたが辞退。


⑦倉庫の仕分け
面接に行く途中バックレてしまおうか真剣に悩む。
コンビニ前のベンチに座ってスマホを触る。焼肉屋に続いてここもバックレたら本当に人間終わるな、、、でもな、、、
改めて求人を眺めていると男女比が載っており女性も多いようだった。
それが決め手になり会社へ向かう。
時間まで少し早いが、この勢いで門を叩かないと今度は本当にバックレてしまう。出迎えてくれた面接者はパワーワークには珍しく愛想の良い丁寧な対応をしてくれた。聞くと以前は接客をしていたとのこと。
忙しいにも関わらず実際に倉庫の中を案内してくれた。

 

///11/14火曜日////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

某大手家電量販店からバイト採用の連絡を頂いた。面接の際に前向きな事を言われていたが、内心受かるか冷や冷やしていたので良かった。金曜日から出社することになった。

早く生活を安定させて音楽活動をしなければ。あとナンパも。

図書館でCDとDVDを借りた。
レゲェとフラメンコとSOIL&PIMP SESSIONとかいじゅうたちのいるところ

図書館からの帰り道、YOU TUBEギャラガーラジオを聴きながら歩いた。
ミカイルは俺と同い年なので、妙に親近感がわいている。
バイトは週3~4日で月収10万円程だそうだ。
芸人としてネタを作る時間と生活のために働かなければならない最低日数のバランスは難しいところだろう。
ミカイルは冷静に真面目に現状を分析して考えているが、沖田さんはチャランポランに思えてしまう。
というかベースの部分でどこかズレているような。
俺の友達にもいるが、話が噛み合わないと面白くないんだよな。
例えばAの話をしているときに、Aを膨らませてくれればいいのに全然関係ないBに脱線したり、それ以前にAについての知識が乏しかったり、、、
価値観が違うなら違うで議論をして盛り上げればいいが、それ以前の問題。

家に帰って風呂に入った。


///11/15水曜日////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

無職生活も残り二日。
どう過ごすか考えたらあっという間に昼になってしまった。
そんで午後、高円寺に行くことにした。

少し前にふと考えた。いま住んでいる街に全然愛着がわかない。
前の家が手狭だったのと環境を変えたいという思いで引っ越しをしたが、やる気も起きないし、何も変わっていない、、、というかむしろ人生の指標は下がっているような。
そう考えたら高円寺にいた方がよかったかもな。
若き日を過ごしたあの街でもう一度自分を見つめ直したい。

降り立ったのは中野。会社員時代に毎日通った。

 

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人気の駅ということもあり平日にも関わらず人通りは多い。
ああ、ここでナンパしてればな~
ファミリーよりは社会人や学生、その他フリーターなどが多い印象。
まさにナンパにうってつけの街だ。
当時はひとりでナンパをする勇気がなくて、声を掛けたいと思いつつ目端で留めるだけだった。
南口を歩き進む。街並みはあまり変わっておらず当時通っていた1000円カットも健在だった。そのまま青梅街道までつき抜けて東高円寺に向かって歩く。

 

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静かな街並だ。懐かしい。

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俺が6年住んだアパートは誰かが住んでいるようだった。
よく利用していたスーパーにはあのときと同じレジのお姉さんがいた。
社員?バイト?
彼女はなぜそこで働いているのだろう。

 

その後、商店街へ。

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ここは人気エリアで、家賃も高いのだろう。新しいお店が出きては消える。

ここも良いナンパスポットだな。つくづくなんであの時ナンパしなかったかな~と自分を責める。だって徒歩15分くらいにこんないい場所あったんだもん。
若いうちにしかできないことを若いうちにやらないのは罪だ。
ずーーっと自分を責めながら引き返し再び東高円寺の公園へ。

 

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前は人力舎の事務所が近くにあって、よくこの公園で若手芸人がネタ合わせをしていた。仲間と共に夢を追う、その光景が大好きだった。
引っ越したてでまだ芸人になりたい気持ちを抱いていた頃、マセキのネタ見せに行くための練習をするために夜、1人でフリップを持って行ったことがある。
結局恥ずかして声が出せず直ぐに家に帰ったが・・・

 

あの頃はいつも焦っていた。今も焦りはあるがあのとき程じゃない。
もしかしたらあの焦りは高円寺に住んでいたからこそわき上がった特別な感情なのかもしれない。
夢追いが多い街で、「俺も頑張らなきゃ」と追い立てられていた。
今住んでいる街はファミリーかサラリーマンばかりで良くも悪くも刺激がない。
スーツを着てうつむき加減で歩いている人を見ても何も感じない。

 

もう一度高円寺に、、、いや荻窪でも阿佐ヶ谷でもいい。刺激のある街に住みたい。
離れてみてやっと分かった。

 

帰りは丸ノ内線に乗った。新宿、銀座、東京・・・
当たり前のように利用してたけど便利な路線だな。
同じ顔をしたサラリーマン連中と共に殺風景な駅を流れ出た。

 

///11/16木曜日////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

無職ラストの日。
ダメだと分かっていながらダラダラしてあっという間に3時になっていた。
取り合えずパソコンを持ってマックへ行きブログを書く。
マックの店員は20歳前後に見える若いお姉さんだったけど大学生?フリーター?
平日の午後から働いていた。
夕方、しばらく駅周辺を散歩した後、別のマックへ行き再び作業再開。
学生が多く、みんな勉強をしていた。
中には社会人であろう人もいたが、仕事終わりに勉強をしているのだろうか。偉いな。
俺がもし今後真っ当な生活をするのであれば彼らと同じように時間を削って削って勉強をしなければいけないだろう。
いや、ベースが違うから彼ら以上にか。
ここで体調が悪いことに気づいた。風邪をひいてしまったようだ。明日からバイトなのに、、、

 

バイトが決まった報告をするため友人Mに電話したが不在だった。
折り返しもなし。 そういえば一昨日、友人Iに電話したけど同じように不在で2日経った今でも折り返しもラインもない。

 

体重は減らない。指の皮膚荒れは直らない。どうしたもんか。
 
今後について。
バイトをしながら・・・

*曲作り
→メインの作業。路上ライブとCD制作を目標に。
*勉強
→英語と中国語(中国語はナンパした中国人を頼る)。バイト終わりに30分でもいいからマックに寄る習慣をつける。目処が立ったらTOEICを再受験とオフィスの資格を取る。
*ナンパ
→クリスマスに向けて再開。

こんなもんか。がんばろ。

 

///11/17金曜日////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

 ―――バイト前ーーー
出社1時間前。妙に緊張している。メンタルコントロールができていない。
若い頃の好奇心は今や消え失せてしまって、新しい事に一歩踏み出すのが怖くなっている。それでも生きる以上、現状を変えていかなければいけない。
みんなそうしている。
みんなそうやって日々生き抜いている。
俺だけが辛いわけじゃない。
むしろ俺なんて怠けている方だ。

 

ーーーバイト後ーーー
疲れた・・・
覚えることが果てしなくある。

 

新しい職場はモール内にある家電量販店。
事前の指示通りカウンターに初出社の旨を告げるとバックヤード内にある事務所へ案内された。
店長代理の方に指示されて契約書等の必要書類にサインをしていく。
真横のデスクに事務の綺麗なお姉さんが座っていて変に意識してしまう。
記入完了後、出退勤の方法を教えてもらうがこれが変わっていてタイムカードではなくICカード(SUICAPASMO)をPC脇の端末に押すと登録されていくシステム。
正直メンドくさい。
シンプルにタイムカードシステムでいいと思うんだけど・・・
その後、事務所を出てロッカールームへ行くのだが、事務所を出る際に毎回必ず「入りました」「失礼します」などの掛け声を言わなければならず、更に出勤時や退勤時には「今日も一日笑顔でうんたらかんたら」等のながいながい挨拶をしなければならないらしい。
はぁ、、、もういいよ、こういうの・・・

 

ロッカールームで、渡れたエプロンを着用しているとさっきのきれいなお姉さんがやってきて「これに記入してください」と用紙を渡された。
持ち物チェック表という用紙で自前の”スマホ””イヤホン”などの社内に持ち込むものを予め記入しておいて、出退勤時や中抜け時にその持ち物と用紙を社員に見せなければいけないとのこと。
どうやら盗難の疑いを避けるためのよう。
仕事終わりにカフェでブログ作業をしようと思っていたがパソコンの持ち込みは難しそうだ。
はぁ、、、

 

続けて、直接仕事を教えてくれる先輩のところまで案内してもらう。
先輩は女性の方で挨拶の後さっそくついてまわった。
こればっかりは仕方ないのだが覚えることが多い。
業務・規則・従業員の名前・etc...
頭がパンクしそうだった。

 

先輩は面倒見が凄く良く、ことらの立場に寄り添ってくれて丁寧に物事を教えてくれた。
いつも思う。女性は優しい。
男性と違って、女性は気持ちの面のケアまでしてくれる。
それが何より嬉しいのだ。
イクメンなんていう言葉が流行っているが、やはり子育ては女性がするべきだと思う。

 

業務の説明と並行してバイト・パートを含む各従業員に挨拶まわりをする。
27歳にもなると年下の方が多く、情けない気持ちでいっぱいになった。
レールから外れて27歳でバイトをしているのも自分で選んだ道だ。
これくらい受け止めなければならないだろう。

 

メモ片手に四苦八苦しながら刻一刻と時間は過ぎ、気が付けば休憩の時間。
休憩室が分からない俺のために先輩も一緒のタイミングで入ってくれた。
再び事務所内のPC端末にICカードをかざす、、、だけでなく休憩の場合は別途用紙に時間を記載しなければいけないらしい。
モール内は自由に行き来できるところが制限されており、すぐそこのトイレまで行くのにわざわざ遠回りしなければならなかった。
休憩室は各テナントの従業員が利用するスペースであり、老若男女様々な人達がいた。
飲料や軽食の販売機のみならずマッサージ機なども置いてあった。
先輩から改めて社内のルールなどを教えてもらっているとあっという間に作業再開の時間になった。
再開後は夕方から出社してくるバイトの男性に仕事を教えてもらうことになったが、相手は年下の大学生。
向こうも年上相手にやりにくそうで申し訳ない気分だった。

 

時間いっぱいまで仕事を教えてもらって退社の時間になったので、先輩に挨拶をする。
次の出社日や、来たらやることなど最後まで先輩は面倒を見てくれた。
ありがとうざいます。
事務所に顔を出し、煩わしい挨拶や荷物チェックを終えて会社を後にした。

 

今日を終えて心から思ったことがある。
”俺は本当に働くのが嫌だ”
誰かの下で誰かに使われて誰かに頭を下げるそんな生活はできない。
ならば、どうするか。
”自分がものを生み出す側になる=印税”
これを目指すしかないだろう。

 

もうひとつ改めて思ったこと。
時間の大切さ。
限られた時間をどう有効に使いどう自分を高めるか、
働いていると1分1秒の価値をより貴重に感じる。
ああダメだ、そろそろ頭が回らなくなってきた。
言いたいことがうまく言葉に変換できない。

とりあえず何を言いたいかって言うと・・・
早くバイト生活から抜け出したい!!

 

///11/18土曜日////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

今日は休み。午前中にピアノ教室に行った。
かれこれ4~5カ月通っているが全然上達していない。
もっと両手ですらすら弾けるようになりたい。
先生は女性でとても優しい。
過去に楽器教室は
・高円寺のギター教室‐男性の先生でもの凄く上手かった。
・高円寺のギター教室‐おじさんの先生で”バークリー”の本に沿ってのレッスンだった。読譜ができるようになったのはこの教室におかげ。生活保護を受給していて気が荒い部分があるのと、急に陰謀論とか語りだすのが難点で最後は喧嘩別れしてしまった。

・今のピアノ教室
と通ってきたが、やっぱり人にものを教えるのは圧倒的に女性が上手いと思う。

 

帰宅後早々に寝てしまって気が付けば夕方になっていた。
昨日たった6時間程度しか働いていないのに物凄く疲れている。
体力がない。原因は太っていることにあると思うので、まずは痩せなければいけない。

 

昨日中国人に電話したら「後で掛け直す」と言われたがその後の電話を放置してしまったので朝にラインを送ったが既読スルーされている。
怒らせちゃったかな。
ラインのやり取りはタイミングとテンポが重要だな。
さてと曲作り曲作り。

 

///11/19日曜日////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

今日も休み。曲作りをしたがほとんど進まなかった。


14:30~18:30に掛けてマクドナルドでブログ作業。(こちらとは別の)
帰ってきてからも続けて、22:00頃やっと完成した。
小説ほどながくないが、ひとつの作品を完成させるのは相当な気合と集中力が必要だと感じた。
その反面、曲作りや読書はないがしろになってしまった。


葛西のブックオフ西村賢太苦役列車を買った。

 

明日はバイト。本当に行きたくない。

 

芯に据えること
・バイトに全力にならない、ここが自分の居場所じゃない
・嫌な事も、金のことだけ考えて乗り切れ
・一番大切なのは自分の作品を作ること
・1日なにもやならないはナシ、少しでもいいから進める

///11/20月曜日////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

二度目の勤務で尚且つ初めてのフルタイム勤務だった。
先輩社員に新しい事を教えてもらいながら作業していった。
その後ひとりで売り場で作業していたのだが、ちょくちょくお客さんに商品の場所を聞かれる。
もの凄く鬱陶しい。そういえば前職でも俺は接客が大嫌いだった。

今日も改めて思ったが男性より女性のほうが優しいし面倒見が良い。
男性社員(何人か)に分からないことを聞いても、場所を説明するだけ。その場所含めてわからないんですけど・・・
女性社員は自ら導いて教えてくれる。

ああ働きたくねぇな~~

///11/21火曜日////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

バイト休み。
本を読んでギターを弾いてオナニーをして寝て。
これじゃイカンと思いマックへ行きブログを書く・・・

少しでもいいか生産しなきゃ。創作を止めるな。

ほんの少し進めて、千円カットに行く。
順番を待つと、散髪を終えたお客さんが立ち上がり鏡をみて首を傾げていた。
そして不満げな表情のまま店を出た。
次に呼ばれたのは俺。不安だった。
カット者はおばさん、というよりおばあちゃんで手つきが明かにおぼつかない。
そして仕上がりは・・・いつもよりちょっと不出来だった。(思い込みかもしれないが)
満足できる仕上がりではないがクレームを入れるごどでもない微妙な線。
前のお客さんと同じように少し首をかしげ俺も店を後にした。
明日はバイト。本当に行きたくない。

///11/22水曜日////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

バイトでウズベキスタン人の先輩に教えてもらいながら仕事をした。
俺より1ケ月早く入ったらしい。
日本の会社で外国人に仕事を教えてもらう日本人というシュールな画。

疲れて帰ってくるとAmazonからメールが来てた。
昨日申請したアフィリエイトの件で、審査結果は落選とのこと。
なんでやねん。

バンゲしてから一度も会ってない中国人から飲みの誘いのラインが来たが金がないから家飲みはどうかと打診すると苦笑いの絵文字が一つだけ返ってきた。
疲れて頭が回らない。

だけど少しでもいいからやることはやらないといけない。
俺には時間がない。
創作の手を決して止めてはいけない。

///11/23-24木-金曜日////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

これを書いているのは平日金曜日の午後13:40のマクドナルドの中。
昨日はバイトが休みだったが例の怠け癖で曲作りもブログもおざなりにしたまま本を読みふけっては寝ての繰り返しで1日を終えた。
読んだ本は朝鮮統治の検証と西村賢太苦役列車。2冊とも面白く、読書に充てた時間を後悔しているわけではないが、もっと他のこともやるべきだった。
時間を有効に。休日とて休んではいけない。

 

そして今現在、マクドナルドにはさまざまな人達がいる。
レジに立つのは若く見えるが学生かフリーターかはたまた夢追いか。
席に座っているの人達は仕事をしていたり勉強をしていたり。みんな頑張っている。努力をしている。俺はこの人達に追いつくにはこの人達の何倍も努力をしなければいけない。血反吐を吐いてもトントンにならないかもしれない。それくらい人生をサボってきた。
陽射しの眩しい平日の昼下がり、30手前の自分が背広や学生と連れ違いながら歩いていると罪人のような気持ちになる。

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昨日と今日と2連休だったが振り返れば何も進歩していなかった。
曲を作ろうと紙とペンを置いたものの、すぐに集中力が途切れる始末。
スマホいじり ・ネットサーフィン ・図書館 ・TSUTAYA ・昼寝 ・読書(苦役列車/朝鮮統治の検証)
これならバイトした方がよかった。有益な時間にできないのは自分が怠惰だからだ。
これから楽曲制作と並行してTOEIC800点を目指す。
そのためにテキストノルマを増やして勉強時間を伸ばす。

今後のプラン
・楽曲制作+DTMで音源化
・路上ライブ+ライブハウス出演
・資格取得(TOEIC800点→MOS→別資格)
・ナンパ(10人斬り)

///11/25土曜日////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

休日はお客さんの出入りが多く身動きできない状態だった。
お客様のラッピングの受付対応の専任者に、多くのバイトの中から何故か俺が選ばれた。なんでだ。新しい事を覚えたくないよ。

店長が主任(女)に対してめちゃくちゃキレてた。
一回だけでなく何度もその場面を見かけた。
全員が見てみないフリをしていたがあれはいつものことなのか?
面接のときの優男のイメージから印象が180度変わってしまった。怖ぇ・・・
口が悪く「馬鹿野郎が!」などどパワハラで訴えられたらアウトな表現もあった。

事務所のモデルみたいにきれいなお姉さんの私服がちょいダサだった。
アネロのリュックに変なブーツ。印象がぐっと上がった。素晴らしい。

 

///11/26日曜日////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

朝起きてメシを食う。昨日、断食したの凄まじく腹が減っていた。
その影響か分からないが白髪が異常に増えていた。これ元に戻るのか?
前にナンパした台湾人のオーラと久々にラインをした。
2カ月くらい前はコフスハーバーというところにステイしながら農業をやっていたとのことだったが、今はメルボルンを観光していて、もうすぐタスマニアに移って新しい仕事をするらしい。なんてアグレッシブなんだ。こういう行動力を人生を豊かにするんだろうな。

 

午後になってマックへ行き転落人生の作詞に着手する。
家だと進まなかったのにここだと(一応)完成まで至った。
やはり家は怠惰になってしまうな。

 

図書館へ行き下記を借りた。
CD
◇50cent-The Masscre
◇ムーンライダー‐ベストアルバム
つじあやの‐BALANCO
DVD

北野武菊次郎の夏

 

その後TSUTAYAに行くとなんともうすぐ閉店するらしい。ウソだろ・・・
閉店セールでコミックのセット売りをしていたので下記を購入&レンタル。
購入
◇はたらきマン
◇食う寝るふたり住むふたり

レンタル
◇ストレイトアウタコンプトン

閉店が信じられずTSUTAYAツイッターで検索すると同年代の店長のつぶやきがあった。俺と同年代で店長なんてなんだこの差は・・・
もうひとつバイトで役者志望の子のツイッターも見つかって時間を忘れて見入ってしまった。

これから転落人生のコード付けとDVDを見よう。
食わないと消費する体力を使わないので寝むくならくていい。

///11/27月曜日////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

朝に45分、英語の勉強をして家をでた。
バイトは単純作業をひたすらこなしていた。
シフトは自由申告制で毎月20までに提出することを今日初めて知った。
ここは大晦日と元旦も営業するとのことでもしかしたらお正月も出社しなければいけないかもしれない。
今日は無性に疲れた。頭が回らない。

///11/28火曜日////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

前々から気になっていた若手女芸人のトークライブの公演日が今日だった。
三人の女芸人が出演するのだがそのうちの一人である”吉住”がドストライクにタイプで是非生で観てみたいと思っていた。
しかしアングラな公演のためプレイガイドに載っていなく”取り置き”ということをするらしい。ツイッターから連絡するのも面倒くさいし直接ライブハウスに行ったらダメなのか?調べてみても答えが出ない。
まぁいいか当日までに考えよう、そうして後回しにしていた。
そして迎えた今日、改めて考える。取り置きしなかったけど入れるのか?
門前払いになったら恥ずかしいな。ていうかこれ男の客来るのかな?
そうだよな・・・無名の女芸人のトークライブで女の客ばかりの中に俺ひとりだけ混じっていたら門前払い以上に恥ずかしいよな。
俺のいつもの悪い癖で勝手に悪い想像を膨らませて結局”やらない”方を選択してしまう。良くないと分かりつつ、今日もそうしてしまった。
ただ、吉住さんを生で見たい一心で東高円寺の会場まで行ってしまった。
待つこと1時間。ぞろぞろと客が出てきた。なんだよ!全然男の客がいるじゃないか!
くそ!やっぱり行けばよかったー!!
客は出ていったが肝心の本人は出てこない。自分が不審者であることに気づき電話をするフリをして誤魔化す。
すると他の出演者達と共にやっと本人登場。かわいい。
みんなで話しながら駅の方へ去っていった。
その後ろ姿に青春を感じて、なんだか胸が締め付けられた。
無名でもお金がなくても自分の夢に向かってひた向きに頑張っている。
楽しそう・・・そういえば俺もああなりたかったんだよな・・・

虚無感を抱えて中野まで歩く。いつも思うここを歩くと焦燥感が込み上げてくる。
同世代の人が多く、頑張っている皆と自分を比べると不甲斐なさすぎて焦ってくる。
ここに住んでた2~3年前も同じことを思っていた。
またここに住まなきゃ、もっと焦らなきゃ、そんなことを考えて賃貸情報を見たりなんかしながら電車に乗った。

あっちに戻るために必要なのは今頑張って夢に足を踏み入れること。
結局は今死ぬ気でがんばる、そこに繋がる。

///11/29水曜日////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

なんか俺だけ皆と違うことをやらされている、っていうか皆よりも業務量が多い。
時給が同じなのになんで俺だけがやらなくちゃいけないんだよ。クソが!平等に扱えよ。なんで俺より早く入った奴の方が業務量少ないんだよ。
いっつも貧乏くじを引くんだよな。

バイト中は本当に憂鬱感で溺れている。
色んな奴がいて中には、バイトのくせに必要以上に出しゃばってイキイキと働いているのもいる。楽しいんだろうな。
バカかよって思う。
”お客様の目線になって”じゃねぇよ。
”明るく元気よく”じゃねぇよ。
その気持ち悪い価値観をこっちにまで押し付けてくんな。
シャツ裾を捲ってたら何がいけねぇんだよ。
そんなことに文句つけてくる客がいたとしたらそいつの頭がおかしいだろ。
やることだけきちんとやってればいいだろ。
社員に言われるならまだいいけど、バイトのお前が出しゃばんな。
その情熱を他のことに活かせよ。

バイトにのめり込むようになったらもう終わりだよ。
俺はお前みたいになりたくない。
こんなクソみたいなことから抜け出したいと思いながら働いている。
ていうか早くに抜け出してやる。

///11/30木曜日////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

俺は本当に接客が嫌いなんだと分かった日だった。

ラッピングを受付でやってきた高飛車な女の客がいきなり「箱が汚れている、安くならないのか」と文句を言ってきた。
俺の一存ではどうしようできないので無線で担当者を呼んで、他に在庫はないか聞くと担当者は「調べてみないと分からないけど、調べてないってことですよね」と言ってきた。
は?調べるもなにもかもそのやり方なんて知らねぇよ。
担当者は調べてくると言って後、戻ってくるとこれしかないとのこと。
俺もどうしようもないので「安くはならないですか?」と聞くと担当者は「いや~」と言いながら後ずさりしていく、関わりたくないオーラ全開でそのままフェードアウトしてしまった。
最低のやつだな。
女の客も客で「じゃあこれでいいっす」と言ってスマホを弄り出す。包装紙の種類とか聞かなければいけないのだが、それも無愛想に片手間で住ますクソ女だった。
こういう女は立場の弱い店員とか人を選んでこういう態度を取るんだろうな。死ねばいいのに。

別のラッピング受付でそのお客さんは愛想もよく難なく済んだのだが渡し終わったあと、通りすがりの店長からおもむろに「ラベル剥がした?」と聞かれた。
まずい、確認していなかった。でも今まで何個かやったが全てレジの人が剥がしてくれていたし・・・
しどろもどろになりながら、ついやりましたと嘘をついてしまった。
店長は行ってしまったが、バレたら説教だ。この店長を怒らせたらヤバイ。
というのも今日、社員さんがお客様に商品を聞かれて「ここになかったら無いです」と答えるというありえない接客をしたことが店長にバレた。店長はその社員を裏に呼び出し罵声を浴びせながら説教をしていた。それが嫌な説教の仕方で「なんでそんなことしたんだお前の口から言ってみろ」とか「お前はどういうつもりその言葉を言ったんだいってみろ」とかネチネチネチネチ永遠に捕まったら逃がさないタイプだ。
それを言われたら相手は何も言えないことが分かってて聞いているからタチが悪い。
そんな店長にバレたらそうしよう。
いつもレジで剥がしてくれているラベルが残っている確率、それを客が見つけてクレームを入れてくる確率。低いは低いだろうが貧乏くじを引く俺だ。分からない。
まぁそうなったら俺は本当に運の尽きだな。

あとシフトについて。
来月のシフトが今日できたのが、見ると休み希望を出したはずの大晦日が出勤になっていた。
言った方がいいのか、でも言いにくいな。昨日今日入った奴が甘えたこと抜かすななんて思われそう。
そもそも、大晦日に休む必要は あるか?俺みたいなもんどうせ何も用事がないだろ。
いやいやでもやっぱ休みたいよな。
ウジウジ悩む俺の背中を押したのはどこかで見たひろゆきの言葉だった。
自分の主張をしっかり言うべき。
そうだな、所詮バイトだもの。強気にでよう。

唯一良かったことは、すごい好みのパートさんがいた(美熟女)ので抱きたいと思った。やっぱり接客が嫌いだ。
こちらが主導権を握れる接客ならまだいいが(店<客じゃなくて客<店の板金屋とか)こういう量販店のお客様崇拝主義はやってられない。